
リニューアル(中古)ピアノについて

中古ピアノは使用頻度・どのような使われ方だったか・置かれていた環境・メンテナンスなどでかなり『良し悪し』が決まってきます。さまざまな環境により、同年代(製造年月日が同時期)、同機種であっても、幾歳月を経て楽器価値の差は歴然と出てしまうのが実情です。もっとも製造年月日が極端に古い場合には限度がありますので、あまりお勧めできません。
“掘り出し物”のピアノとは?
いくつか条件があります。
- 環境の良いお部屋、そして空調も良好なお部屋などに置かれていた。
- 数年~数十年弾いていないが、毎年調律師さんがメンテナンスに来ていた。
要するに、「メンテナンスをしっかりとされている」ピアノのことです。
メンテナンスはあまり行っていなかったが、「かなり大がかりな再生作業」を施して蘇ったピアノはどうなのか。結論から申し上げますと、あまりお勧めはできません。もちろん、再生作業自体には大変な労力と時間がかかりますし、その技術も素晴らしいものです。ですから、性能的な観点でお勧めしないわけではありません。
長年苦痛を強いられてきたピアノと良好な状態で保管されていたピアノ。同じ値段・同じ型番であれば、どちらを選ぶのか。そういう事です。
中古ピアノならではの魅力
当事務所で販売している「中古ピアノ」は、新品ピアノには補えない「資質」という不可価値をそなえた商品になるよう、心がけております。
例えば中古の車を購入する時、車に詳しい方は必ず整備手帳見て、事故車でないか・あちこち直してないか・走行距離・ワンオーナーかどうか、などを確認します。
それまでそのピアノが歩んできた歴史をしっかりと確認し、数多の中古ピアノの中から、”掘り出し物”のピアノを選りすぐります。「優れているものに付加価値という工夫を施す(リニューアル)」をモットーと致しまして、皆様の元へ素晴らしいピアノをお届けできるよう、日々走り回っております。